キーワード選定の際のコツと方法-ユーザーの検索意図の考え方

キーワードの大切さ

記事の著者:ワイエスウェブテック代表者

Web集客において最初に行うのはキーワード選定です。

キーワードが決まっていない」≒「どんな目的・目標・方法でWeb集客をするのか決まっていない」と言っても過言ではありません。

検索ユーザーが何をしたいのか、どんなサービスを提供したいのわからなくなるからです。

ここでは、キーワード選定のコツと方法をお伝えしていきます。

「キーワード」とは

キーワードとは、検索ユーザーが言葉を入力して検索した時に、検索結果に自社Webサイトが表示されるために設定する言葉を指します。

検索ユーザーが「Web集客 横浜市」と入力したときの呼び方を検索クエリと言います。

Webサイト運営者が設定した「Web集客 横浜市」がキーワードとなります。

双方の言葉が合致(=関連性有り)したときに検索結果に表示され、表示順位をできる限り上位に表示する技術をSEO対策と言います。

上位表示まで整って初めてWeb集客が可能な状態となります。

 

Webサイト運営者は、検索ユーザーが知りたい情報や、現在の悩みを解決してくれるだろうというコンテンツを制作していくこととなります。

キーワードの選定がWeb集客の必要な準備となり、Web集客をするにあたり大切というわけです。

キーワード選定のコツ
ユーザーの検索意図を考える

ユーザーの検索意図を考える

キーワード選定のコツは、ユーザーの検索意図を第三者視点から考えることです。

クエリと設定したキーワードがピッタリ一致したとき(完全一致)に検索ユーザーの検索結果に表示されます。

自分視点(主観的観点)にならないためには、自分に困ったことがあってインターネット検索した時のことを思い出してみましょう。

自分の事業から離れた検索をすることで、第三者視点(客観的観点)を養うことができます。

例えば、事業者目線で考えると、事業者的にオトク、良いサービスと思い込んでキーワードを設定することになることが多いです。
検索ユーザーは「無料」「安い」などを含むことが多く、事業者が嫌がるキーワードになります。
つまり、有償で商品やサービスを販売するときは、ユーザー目線の検索意図を考える必要があります

キーワード選定時の誤った考え方

キーワード選定時にありがちな考え方として「自分ならこんなキーワードで検索する」「普通ならこんなキーワードで検索するだろう」などをよく耳にします。

この考え方では、Web集客に繋がるキーワード設定をすることは非常に厳しいと言わざるを得ません。

地域別の最適なキーワード数を
設定する方法

トップページ

トップページだけは他のWebページとは別になります。

トップページのキーワードは他のWebページを包含する言葉に設定してください。

全国対応

全国対応の場合は、二つの方法があります。

全国に営業所が少ない又は無い

地域名を含まずに商品によりキーワード数を2~3つに設定します。

全国複数に営業所がある

全国各地に営業所を設置し、すべての営業所で上位表示を目指す必要があります。

そのうえで、各々の地域名+キーワード1つ~2つを設定し、メタディスクリプションには全国対応というキーワードを含みます。

上位表示を目指す場合は、全国各地の地域での実績が必要になります。

○○地方

例えば、関東地方全体で上位表示したい場合は一例として以下の方法があります。

営業所が複数存在する

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、群馬県、茨城県すべて営業所や支店がある場合は、各営業所や各支店ごとにことの地域名+キーワード1つ~2つで設定します。

営業所が神奈川県にのみ又は神奈川県と埼玉県のみ存在する

営業所が少ない場合は、例えば神奈川県と埼玉県をそれぞれの営業所のWebサイトの地域名+キーワード1つ~2つを含み、メタディスクリプションにほかの地域名を含みます。

例えば、神奈川県のWebサイトのメタディスクリプションには、神奈川県、東京都、千葉県、茨城県を。埼玉県のWebサイトには群馬県と栃木県の地域名+キーワード1~2個を含みます。

上位表示を目指す場合は、関東各地の地域での実績が必要です。

都道府県内

都道府県名

例えば、神奈川県+キーワード1つ~2つで設定します。

競合が多く、上位表示が厳しければ、各市区町村で実績を増やし、ブログなどで各市区町村名をキーワードに含んで実績や事例の紹介をします。

市区町村

例えば、神奈川県では横浜市が上位表示の難易度が格段に難しいです。

しかし、「横浜市」であれば、横浜市+キーワード1つ~2つで上位表示が可能です。

その他の特定の市区町村であればキーワード1~2つで上位は可能です。

特定の地域や特定の駅

飲食店や塾や予備校などの多くは狭い地域や駅名でキーワードを設定することになると思います。

狭い地域名、バスの案内、駅名+キーワード1~2つで設定します。

ブログ

ブログは自由にキーワード数を設定します。

一般的に2~4個くらいになることが一般的です。

ただし「○○とは」のようにキーワード数が1つの場合、上位表示の難易度が非常に高くなります。

よほど権威性のある資格や地位があり、かつ、文字・画像や動画を多く用意できるなどの状況にない限り、キーワード数1つはお勧めしません。

その他

実績や事例など、小さいウェブページの積み重ねることができる場合は、地域名もキーワード数も最大5個にするなど細かく設定することで、様々な内容で上位表示することが可能になり、ひいてはWeb集客につなげることができます。

設定時のポイント-3つ

キーワード設定には三つのポイントがあり、以下の通りです。

  • 日記風でキーワードを設定しない

    ブログでよく見かけますが、日記風の内容にキーワード設定してもWeb集客に繋がる可能性は極めて低いです。ユーザーの検索意図から外れるためです。

  • ページごとにキーワードを設定

    一つのウェブページにつき、他のページと被らないように設定しましょう。

  • キーワードの過剰詰込み禁止

    キーワードをしつこく大量に書くとペナルティ対象になりかねません。自然な流れで文章が書けるようなキーワードを設定しましょう。

キーワードを設置する場所

原則

キーワードを設置する主要な場所は以下の通りです。

  • titleタグ
  • メタディスクリプション
  • 大見出し(h1タグ)
  • 各ウェブページ(文章や画像)

上記各所に設定するキーワード数が多いと非常に気持ち悪いコンテンツとなり、検索ユーザーの離脱率を増加させてしまい、Webサイトの評価の低下につながります。

コンテンツ要因には、1~4%のキーワードをバランス良く配置することが理想ですが、自然な文章の流れを優先にしてキーワード散りばめてください。

自然な文章を構成した結果、キーワード数が減ったり、分布が偏ったとしても、SEO対策やWeb集客に悪影響はなく、Web集客効果は高まります。

三大エリアのキーワード数については以下のブログから確認できます。初心者にオススメのSEO対策-三大エリアとコンテンツ要因のやり方

例外-メタキーワード

Webサイトのheadタグ内、Metaタグ「meta」「keyword」の、「content」と呼ばれる場所に設定します。

以下の写真が実際のタグになりますが、内部要素の技術的要因に該当します。

メタキーワードの文字列
現在このmetaタグ、Googleでは「メタキーワードをスルーする」としており、プラスにもマイナスにも評価を加えないので、Googleにおいては設定しても無意味ということになります。

ただ、Bingなどのその他の検索エンジンは影響がわかりませんので、htmlがわかる方は念のため設置しておきましょう。

キーワード数は3個以下に設定します。

4個以上になるとmetaタグとしての評価は関係なくとも、キーワードの過剰詰込みとなることがありますので注意が必要です。

まとめ

キーワード設定には重要でこの設定がないとWeb集客はほぼ不可能になります。

このブログ記事に記載のあるキーワードのコツを理解して、その方法を実践することで、Web集客にお役立てください。

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