低品質ページについて
記事の著者:ワイエスウェブテック代表者
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低品質ページについて初心者にもわかりやすく説明するページです。
問題となっている内部要素は、確認しなければならない点が意外と多いです。
このページを確認し、自社Webサイトの低品質ページの改善方法の確認・品質向上にお役立てください。
低品質ページとは
低品質なコンテンツ提供している特定のウェブページのことを指しますが、ざっくり言うと、あまりにもウェブページの内容がダメ過ぎることです。
なお、その品質基準は以下のGoogleページで確認することができます。
出典:品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加
E-E-A-Tと呼ばれ、経験-専門性-権威性-信頼性の略称になります。
内部要素の改善には重要な内容になりますので、以下でE-E-A-Tを含め、見分け方と対策をわかりやすく説明していきます。
具体的な低品質ページの
見分け方と対策7選
1,経験の無い内容
品質評価ガイドラインの「E」にあたる「体験」です。
<見分け方>
実体験、国家資格や信頼性のある地位に基づく内容、確かな情報のある他人から聞いた話などがない内容になります。
体験があっても、証明がない場合は体験がないと考えても差し支えありません。
<対策>
上記3つの体験コンテンツに基づいて作成することで改善が可能です。
例えば、使用したことがない又はその証明がない化粧品について投稿するブログと、実際に使用している写真や動画付きのブログでは、前者は当たり障りのないつまらないコンテンツとなることが圧倒的に多く、後者の方が信頼性があることは明白かと思います。
体験に基づくコンテンツ作成が良い評価のウェブページへと繋がります。
ちなみに現在、生成AIが主流ですが、AIには体験がないため、全面的にAI任せでコンテンツを制作すると低品質ページが見事に出来上がりますのでご注意ください。
2,専門性がない
品質評価ガイドライン2つ目の「E」にあたる「専門性」です。
言い換えると、独自性やオリジナル性も当てはまります。
<見分け方>
コピー&ペーストの多いコンテンツ(文章や画像、動画など)、つまりほぼ同じ文章・画像は重複コンテンツとなり、専門性がないとして重複コンテンツ評価となります。
重複コンテンツは、ガイドラインに抵触する悪質で独自性のないコンテンツとなり、超低品質ページになります。
例えば、別ドメインで別事業を行い、同じ文章や画像を利用したリンクを張り合う行為があります。悪質なガイドライン違反とみなされ、検索結果から除外される大きなペナルティとなっている企業を現在でもよく見かけますが、このようなことは絶対に行ってはいけません。
<対策>
文章や画像、動画を他ドメインや自社の別のページからコピペすることは避けましょう。
《専門性》を出す対策は、他社のみならず、自社の別のページも参考にせず、独自にコンテンツ制作をすることが改善のカギになります。
良い内容だからと引用すると、引用元と似たり寄ったりの文章になりがちであるためです。
また、どうしても重複してしまうコンテンツを20%未満で抑えることで、低品質ページとなることを防ぐことができます。
自社の他ウェブページと重複してしまうコンテンツでよく見かけるのは、ヘッダー・フッター・サイドバーなどです。
つまり、メインコンテンツは他社や他ウェブページと被らないようにすることは当然として、ヘッダー・フッター・サイドバーのコンテンツ量を減らす方が良いでしょう。
3,権威性-信頼性の不足
E-E-A-Tの「A」にあたる「権威性」と「T」にあたる「信頼性」です。
権威性は、例えば医師なら国家資格で誰もが知っており、医療行為は医師の独占業務になります。
団体であれば省庁が発表している内容は正しい内容を発信をしています。
このように社会的な承認の有無や度合いを示すものであり、これらのものが発する内容には信頼性があります。
<見分け方>
作成者のわからない、当たり障りのない(体験無し)つまらない抽象的な内容(専門性無し)は、真実性を疑われることとなり、権威性や信頼性に欠ける低品質ページとなります。
<対策>
上記1,2,ともつながりますが、体験(E)に基づく、専門的な内容(E)を、明確なコンテンツ作成者(A)が、表示することで信頼性(T)が生まれます。
例えば、交通事故の損害賠償請求についての記事を書くなら、弁護士がいいでしょうし、以下の画像のようにウェブページ上部に表示し、弁護士のプロフィール内部リンクを設置するとよいでしょう。
他にも、交通事故時の対応というなら保険会社、交通事故の自動車修理なら自動車修理工場(板金塗装屋さんやディーラー)会社名、役職や職種、個人名を表示し、プロフィールページ内部リンクを設置すると良いでしょう。
サイト内リンクとは、ウェブサイト内の別ページのリンクのことを言います。
4,サイトテーマと関係ない内容
よくある内容が日記風のブログです。
<見分け方>
現在、関連性の無いページは検索結果に表示されなくなったので見る機会は減ったかもしれません。
企業の昔のブログなどで日常をつづっているものがあれば確認できるかもしれません。
Webサイトやページの内容となんらつながりのない内容であれば、あまりにも価値の低いコンテンツとして、知らぬ間に検索結果から除外されていることもありえます。
<対策>
検索ユーザーの検索意図を考え、自身の表示したいコンテンツに関連性を持たせましょう。
例として、弊所いうと、Web集客に困っている横浜の事業者に向けて発信するセールスページであれば「Web集客 横浜」という言葉を含めてタイトル、要約文、大見出しに含み、内容も横浜市の事業者様向けにWeb集客の困りごとを解決できる内容のコンテンツを作成する必要があるわけです。
さらには、「このサイト役に立たないからほかのサイトを見に行こう」となることを予防ができるため、Webサイト運営者と検索ユーザーの関係性も良好となり、離脱率の改善にもつながります。
5,コンテンツ量が少ない
文字数や画像・動画の数(コンテンツ量)が極端に少ないと低品質ページに該当します。
検索ユーザーが内容を見て文字や画像が少ないと「ためになる内容だった」と思わない結果になりかねません。
<見分け方>
不要なことまで書いてある極端に長文の文章構成や、関連性の無い画像や動画が張ってある場合は検索ユーザーのためにならない低品質ページとなります。
<対策>
コンテンツ量を増やす対策を増やす対策は以下の通りです。
文字系のコンテンツ:最低1000文字以上書くようにし、金融・健康・医療・法律など高度な専門性・信頼性が要求される業種は最低4000文字以上、可能であれば関連性のあるオリジナルの画像や動画を設置しましょう。
見る系のコンテンツ:美容系、食品、花、絵画などの静止画や、スポーツなどでは動画等役立つオリジナルのもの設置しましょう。見る系コンテンツの場合は文字数が少なくても問題ありません。
6,主役の入れ替わり
メインコンテンツより、フッターのコンテンツ量が多いWebサイトを見かけます。
メインコンテンツとフッターのどっちを検索ユーザーに伝えたいのかがわかりません。
<見分け方>
会社概要がとてつもなく充実していたり、一番よく見かけるのおはフッターに大量のリンクを張っているケースです。
フッターが主役となってしまうことで、メインコンテンツが主役から脱落することで相対的に低評価コンテンツへなってしまった結果として、低品質ページとなってしまいます。
<対策>
会社概要であれば端的に、サービス内容などはそれぞれのセールスページやブログなどに移設しましょう。
フッターにリンクを設置する場合、個数を絞りましょう。
例えば、東京の事業者が東京と全体をアピールする際に23区と都市町村をすべてリンクを設置すると62個になります。これはあまりにも多すぎます。
「必要なページに」「最小限必要な数だけ」リンクを設置しましょう。
これで、フッターリンクを削減し、本来あるべきページに設置され、Webサイト全体の品質が向上します。
7,何かクリックするとやたら外部ページに移動する
リンクは信頼性の証と言っても過言ではありません。
<見分け方>
最近は減ってきましたが関連性の無い又は低い相互リンクが代表例です。
他にも、分かりにくい場所にリンクを設置していたり、リンクを透明化(ステルスリンク)していたり、ウェブページに関連性の無いリンクが設置されていれば、とんでもなく低品質ページとなります。
また、危険なリンクの見分け方の一例として、パソコンであれば、以下の画像で「コンテンツマーケティングと消費者心理学について」のリンクをマウスオーバーした(クリックせずにマウスのカーソルを合わせた)ものになります。
画面左下の「この部分」にリンクURLが表示されます。
ここがよくわからない文字の羅列だったり、正規URLと微妙に違っていたり、記号も含んでやたら長いURLとなっていたときは、単なる文字化けとの判別が難しい場合があり、不正リンクである可能性があります。
リンクURLをしっかり確認することで低品質ページ要素を含んでいるか確認すること場合があります。
<対策>
発リンク:リンクを設置する側です。信頼性のある発信者のブログや行政団体の出典元(引用元)を明らかにして関連性のあるコンテンツのすぐ下に、引用であることがわかるように設置しましょう。
むやみやたらと発リンクを設置することも禁物です。
そして、著作権の問題とならないようにすることも注意が必要です。
被リンク:リンクを他ドメインに張ってもらう側です。関連性の無い被リンクの設置は不正リンクとなることがあり、不正リンク扱いされると大きなペナルティを受けることになるので注意しましょう。
発リンク、被リンク共に必要最小限に抑えましょう。
なお、関連性があり、検索ユーザーが利用しやすい内部リンクは外部ページに移動するリンクに該当しません。
現代では、YouTube動画が盛んになってきました。YouTube動画は外部リンクとなりますが、関連性が高ければ問題ありません。他者が作成した動画の場合は著作権などの関係法令にも注意しましょう。
やってはいけないこと「noindexタグ」
上記7選とは別のお話だけど重要なお話です。
たまに「低品質ページにはnoindexタグをつけておけば大丈夫」というWebコンサルティング事業者やSEO会社がありますが、これは誤りです。
以下の画像が「noindexタグ」と呼ばれるhtmlで、head内に書き込みます(※followは別の意味)
noindexタグとは、Googleなどの検索エンジンに「このウェブページは閲覧禁止です」と伝える指示で、Googleのクローラーがスルーしていきます。
「クローラーがスルーしてくれる=問題解決にはならない」ため、「noindexタグをつければ大丈夫」という意見は成り立ちません。
Googleは、noindexタグの存在は認識していますから、長期間noindexタグが設置されている場合は「見られたくないくらい低品質ページなのだろう」と紐づけます。
ウェブページの改善などで、一時的に設置するならまだしも、長期間noindexタグが設置されていると、Googleサーチコンソールにお知らせが届き、当該ページが「エラー」扱いされます。
エラーが表示された場合は、noindexタグを削除しても、何か月もエラーとして残って長期間改善する方法がなくなり、当然、上位表示できなくなる結果が発生するため、noindexタグは原則設置しないことをお勧めします。
まとめ
低品質ページを放置すると、さらなる低品質ページが増加します。
早期改善していくことで、サイト全体のコンテンツ評価が上がった良質なWebサイトが出来上がっていきます。
今回< 7選 >と限定しましたが、自身で良質なコンテンツ作りに慣れてきたら、以下のコアアップデートの改善方法を実施することで、ウェブページのみならず、Webサイト全体までも意識していくことでSEO対策、ひいてはWebマーケティング成功へと繋がります。
是非参考にしてみてください。