サイト内リンクについて
記事の著者:ワイエスウェブテック代表者
サイト内リンクはSEO対策にどのような効果があるのか。
設置されたサイト内リンクの数とどのウェブページに設置されているかの調査方法について解説していきます。
なお、「サイト内リンク」と、後述する「内部リンク」は同じ意味になります。
サイト内リンクとは
サイト内リンクとは、同一ドメイン間でリンクを設置を設置する方法を指します。
サイト内リンクの例
- 『トップページ(https://yswebopt-hp.com/)』内にある『本件ブログ(https://yswebopt-hp.com/2024/12/28/in-site_link/)』
- 『トップページ(https://yswebopt-hp.com/)』内にある『コンテンツマーケティングと消費者心理学について(https://yswebopt-hp.com/contmake-shohishashinri/)』
- 事務所案内ページ(https://yswebopt-hp.com/office/)にある『トップページ(https://yswebopt-hp.com/)』
上記を見ると意外と多くサイト内リンクを設置していることに気づく方は多いかと思います。
サイト内リンクの種類
画像で見た方が理解しやすいと思いますで、よく見かけるサイト内リンクの種類を3つ解説します。
なぜこのような種類があるのかは以下の「設置の注意点」解説から確認できます。
ボタン型リンク
画像内に「詳しく見る」などの文字が書かれたリンクがボタン風になっているケースがあります。
ボタンをクリックすると設置したウェブページにジャンプすることができます。
また、画像自体がリンクになっているケースもあります。
テキスト型リンク
文字(テキスト)自体がリンクボタンになっています。弊所ではブログリンクや発リンクとして使用しています。
ブログ形式リンク
WordPressなどCMSでよく見かけるタイプです。
ブログ記事を投稿すると、新着順にリンクが設置されるプログラムを組んでいることが多いです。
弊所ではブログへのリンクを5つ表示しており、各々がサイト内リンクとなっております。
SEO対策の効果
効果の有無
皆さんが一番気になる部分は、サイト内リンクにSEO効果があるのかというところですよね。
関連性のあるサイト内リンクは、検索ユーザーに役立つ別ページの存在を知らせることができ、検索ユーザーに役立つ有益な情報を提供することが可能となります。
結果として、SEO対策効果があると言えます。
また、Googleは関連性のあるサイト内リンクを1つ以上設置することを推奨しています。
以下、Google検索セントラルサイトを参照にしてみてください。
参照:Google のリンクに関するベスト プラクティス/内部リンク: 自身のコンテンツの相互参照
効果がある理由1
<滞在時間の延長>
サイト内リンクには間接的なSEO対策効果があり、理由は以下の通りです。
関連性のあるサイト内リンクを設置することで、直帰率(1ページ目でサイトから離脱する割合)の低下を防ぎ、Webサイト全体の滞在時間を延ばすことができます。
滞在時間が延びることは、高品質なWebサイトであると評価され、SEO対策の効果アップに繋げることができます。
効果がある理由2
<役立つ情報の提供>
関連性のあるサイト内リンクは、検索ユーザーに役立つ情報を、より多く届けることができるため、各ウェブページに興味を持ってもらうことができます。
SEO対策+Web集客の効果を期待できます。
効果がある理由3
<コアアップデート関連>
検索ユーザーの役に立つサイト内リンクは、コアアップデートに関する記事の「関連性」を高め、「信頼性」を向上させることができ、Googleのシステム上においても効果があります。
以下のウェブページでコアアップデートの関連性や信頼性について確認することができます。
初心者向け-Googleコアアップデートの内容をわかりやすく解説
設置の注意点
設置の際の注意点は以下の3点です。
リンクの明示
上記で「サイト内リンクの種類」を記載した理由は、リンクであることを検索ユーザーに知ってもらうことにあります。
装飾の無いリンクは検索ユーザーを困惑させる原因となり、信頼性の低下につながりますので、リンクであるとわかるように明示しておきましょう。
直接的関連性
関連性の低い又は関連性の無いサイト内リンクは設置したページ、設置されたページ共にページ評価の低下につながります。
直接的な関連性を有することが必須になります。
過剰に設置しない
必要最低限の設置
設置しすぎると「このWebサイトは、あちこちにジャンプしすぎてめんどくさい」となってしまい、Webサイトから離脱してしまう可能性を引き上げることになります。
検索ユーザーに役立つページを必要最低限の設置に留めましょう。
重複コンテンツへの注意
同じサイト内リンクを多数設置すると重複コンテンツとなることがあり、過剰設置となることがあります。
多い事例として、前述したブログ形式があります。
ブログ記事を投稿すると、ブログの見出しと投稿日が表示されるようになっています。
例えば、新着情報全部の見出しが「○○のお知らせ」と書いてあれば、「お知らせ」という言葉は重複コンテンツ対象となります。
重複コンテンツにならないためには、以下のウェブページが参考になります。
複数地域でWeb集客数を増加する方法と重複コンテンツの注意点
サイト内リンクの設置確認
画像を見ながら解説していきます。
この調査により、適切なサイト内リンク設置の有無、設置数、重複コンテンツになっていないかなどの確認に役立てることができます。
1,GoogleSearchConsole
GoogleSearchConsoleを使用し、「リンク」をクリックします。
2,内部リンク
上位表示されている外部リンク、内部リンクが表示されますが、「内部リンク」側の下部にある「詳細」をクリックします。
3,確認できる内容
サイト内リンクの総数・URL・各ページのサイト内リンク数をが表示されます。
どのページからのリンクがあるか
URLをクリックすると、クリックしたURL内にどのウェブページからリンクを設置されているか確認することができます。
サイト内リンク総数が多いと感じるかと思いますが、Webサイトの構築方法によってはヘッダーサイドバー、フッターなどがすべてのページに表示されます。
まとめ
サイト内リンクは間接的にSEO対策効果を見込めます。
注意点に留意しつつ適切な方法により、サイト内リンクを設置していくことをお勧め致します。
余談ですが、ウェブページ内で行き来できるように設置したサイト内リンクは「ページ内リンク」と呼び、正しい設置方法により検索ユーザーの利便性向上に役立ち、SEO対策効果を向上させることができます。
併せて覚えておくとよいでしょう。