相互リンクにデメリットはあるのか-安全で効果的なやり方とその例

相互リンクの概略

記事の著者:ワイエスウェブテック代表者

かつて相互リンクは、絶大な効果をもたらしていた時期がありました。

後述する相互リンク集サイトが存在し、2025年現在、相互リンク集サイトは安全に運営されているのだろうか?

度重なるコアアップデートはどのように影響しているのか。

弊所にも相互リンクお願いのお問い合わせが入ることからも、現代における相互リンクについてお話していきたいと思います。

相互リンクとは

相互リンクとは、お互いにWebサイトのリンクを設置し合うことです。

例えば、A社はB社のサイトのリンクを、B社はA社のサイトのリンクを、それぞれお互い設置することを言います。

昔の相互リンクの効果-相互リンク集サイト

冒頭の通り、一昔前は相互リンクに絶大な効果がありました。

大した努力もなく、検索ユーザーの利益になるわけでもない不人気サイト同士の順位が、相互に上昇するという不自然な事態の発生を問題視したGoogleは、コアアップデートするに至りました。

コアアップデートの内容は以下のWebページから確認できます。

初心者向け-Googleコアアップデートの内容をわかりやすく解説/ペンギンアップデート

2025年現在における相互リンク効果

相互リンクサイト運営側

2025年現在、検索ユーザーの利益にならないサイト及びガイドライン違反サイト(総称して「ブラックハットSEO」という)を排除するための被リンク対策として、相互リンクサイトは大元である相互リンクサイトは大きなペナルティとして100位を超える大幅な順位の低下や、最悪の場合、検索結果非表示(いわゆるBAN)が起きていることもあり、「非常に悪質性の高い超低品質なWebサイト」という評価となります。

相互リンクサイト非運営側

相互リンクサイト運営側は、低品質サイト・低品質ページにあたり、非運営側にも悪影響を及ぼします。

けっかとして、40~60位以上順位が低下するという「質の悪いWebサイト」という評価となっています。

結果

相互リンクサイトを運営・利用しているWebサイトの多くが排除され、ペナルティ復旧が困難となり、サイトの再制作を余儀なくされたという企業様も耳にします。

このように、正しい方法で行っていない相互リンクは「マイナスの効果となるケースが圧倒的に多い」ということになります。

デメリットなる可能性が大きい話

デメリットはマイナス効果を一時的に生じるだけではありません。

相互リンクサイトによって順位が低下したWebサイトの利用者が相互リンクをやめたくてもやめられない事態が生じ、困っている企業が実際に存在します。

運営側からサイトを放置していて反応がない又は運営されている動きはあるけど無視されてしまった場合、相互リンクの解除が大変困難となるためです。

以下のWebページにリンクの否認方法を掲載していますので参考にしてみてください。

被リンクは信頼性の証-数と設置先の調べ方・否認方法を伝授/リンクの否認方法

リンクの否認ができなかった場合、最悪のケースとして、企業は現在のWebサイトを処分した上でドメインを新規取得し、Webサイトをイチから再制作することを余儀なくされることもあります。

相互リンクの安全なやり方

ホワイトハットSEO

相互リンクは怖いという話を散々してきましたが、全くダメというわけではありません。

ブラックハットSEOというお話をしましたが、逆の考えでユーザーの利益になるコンテンツの提供及びガイドラインを遵守している良質なSEO対策を実施していることをホワイトハットSEOと言います。

正しく行えば相互リンクでも問題ないということです。

正しく行うための留意点は以下の通りです。

  • 関連性の高いWebページ同士である
  • 違法性がない良質なサイト同士
  • 客観的に信頼性が表示されている
  • サイト間を相互に行き来しても検索ユーザーの利益の利益になる

相互リンクの例

例1-1)Aサイト(自動車販売店)がBサイト(車検屋さん)のリンクを設置する際に、Aサイトは車検関する内容に特化したページから丁寧に紹介を重ね、客観的な信頼性の高さ(認証工場や指定工場、料金の明確な表示等)を証明し、かつ、無償で紹介する内容。

例1-2)Bサイト(車検屋さん)がAサイト(自動車販売店)のリンクを設置する際に、Bサイトは車検を機に中古車買い替えを検討されている方向けに中古車販売に特化したページから紹介し、客観的な信頼性(公正取引協議会会員、Google口コミの正当な高評価が多数、明確な料金表示、自動車整備士や中古車に関する資格保持者の公表等)優良である客観的証明をおこない、かつ、無償で紹介する内容。

様々な観点から信頼性を担保することで、検索ユーザーがWebサイトを相互に行き来しても利益が発生することで、AサイトもBサイトもトラフィック(流入数)が増加し、SEO対策としても良い効果が生じます

まとめ

本ページは2020年11月のページを更新したものです。

現代は大きく考え方が変わっており、基本的に相互リンクをマイナスの効果をもたらすことが多いことから推奨しておらず、厳格な要件のもと実施すれば安全に相互リンクをすることが可能となります。

ちなみに、弊所では原則、相互リンクはお断りしております。

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