SEOにおいてなぜ被リンクが重要なのか
記事の著者:ワイエスウェブテック代表者
あちこちですごく被リンクは重要だから獲得しようと言われますね。
ただ、どのようなリンクがSEOにおいて安心できる被リンクなのか、やってはいけない被リンク獲得方法なのかわからないと思います。
改めて被リンクの重要性について解説します。
被リンクは信頼性の証
GoogleやBingなど検索エンジンを提供している会社から見ると、被リンクは信頼性の証なのです。
被リンクは自社以外の会社や個人が有益と判断することで、紹介することを目的としてリンクを自社や自分のホームページやブログサイトに設置します。
紹介したくなるほど非常に良いコンテンツを提供しているということです。
信頼性の証拠になる事象
とはいうものの。被リンクがあるだけだと、被リンクを設置してもらえるほど良いホームページという判断は公平性に欠けますよね。
信頼性の証拠と言える判断基準が必要です。
以下の画像は弊所ワイエスウェブテック横浜のGoogleアナリティクスのデータです。
どこが信頼性の証拠か解説をご覧ください。
1,被リンク設置先からの流入数
被リンクは《4.Referral(リファーラルと読みます)》で判断します。
Referralとは、参照元(被リンクの設置元)のことを言います。
参照元が多ければ、参照元からの自社への流入数が自然と多くなり、『有益なホームページ』と判断してくれる一つの基準になります。
不自然に被リンク(参照元)が多いと『ほんとに信頼性あるのかな?』と怪しまれます。
被リンクが多いのに流入数が少ないと流入先(自社)のコンテンツは『評価されない』又はあまりにも不自然な場合は『信頼性はない』としてマイナス評価となります。
2,滞在時間
被リンクにおける滞在時間とは、参照元からたどり着いたウェブページを閲覧している時間を指します。
上記の図は滞在時間がの長い順に並べ替えています。
滞在時間が長いほどいいですが、だいたい1500文字~2500文字くらいで3分~4分が目安です。
不自然に長い滞在時間が多いとコンテンツを評価しません。
3,直帰率
被リンクにおける直帰率とは、たどり着いたウェブページだけを見てホームページ自体を見るのを止めて離脱してしまうことです。
上記の図は、直帰率の高い順に並べ替えてます。
直帰率100%で滞在時間0秒は、ものの見事にたどり着いた瞬間にホームページから離脱しています。
極端に低いのは良くないですが、数値(%)が低いほど良いです。
40%以下が良いと言われていますが、あまり気にしなくてもよいです。
直帰率が高い(ほかのページに移動せずに離脱することが多い)けど、滞在時間が長ければ、その特定ウェブページは『価値のあるウェブページ』と判断されます。
4,被リンクの信頼性の証拠は1~3を見て判断している
細かいことを言うとまだまだ判断する部分は多いですが、基本として1~3でお話した信頼性の証拠となるものを簡潔にまとめました。
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被リンクの設置数が多いけど不自然に多くない
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被リンク設置元から自社ホームページへ流れてきた数が多い
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ウェブページに長い時間滞在している
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短い滞在時間でホームページ自体から離脱していない
不自然に被リンクを増やしたりしないように注意しましょう。
過剰最適化と判断されて不正リンク扱いとなります。
詳しくは以下のブログをご覧ください。
参考記事:コアアップデートを初心者でもわかりやすいように解説/ペンギンアップデート
絶対禁止!お金で買った被リンクは悪質な不正リンク
不自然なリンクでよくあるのは、『誤った方法による相互リンク』や、『お金を払えば設置してあげる』という被リンクです。
被リンクをお金とのやり取り(契約)で設置する企業や個人が今でもいますが絶対にやめましょう。
2020年11月にTwitter広告でも契約による被リンクの設置しませんかというものを見たことがあります。
なぜお金で買う被リンクが絶対禁止事項なのかというと、お金で被リンクを買えば良いとなると、お金持ち企業が一人勝ちしてしまい、信頼性の判断が一切無くなってしまい、信頼性を完全に損なうためです。
Googleはお金で買う被リンクを非常に重いペナルティを課しています。
最悪、ペナルティにより、ドメイン自体の信頼性の回復が不能となったり、回復するにしても、1年~2年かかることもあります。
被リンクの効果の確認方法
被リンクで信頼性があると評価された場合、非常に大きなSEO効果を生み出します。
被リンクの効果は設置してもらっている特定のウェブページ、または、トップページを被リンクとして設置してもらっているならホームページ全体が一気に10位~30位上昇します。
ということは、被リンク効果を確認したい場合は、毎日検索してほしいキーワードにてご自身で検索し、現在の順位を記録しておくことが大切になります。分析するためのデータ収集はお金もほとんど時間もかけずにご自身でできますので、記録をしっかり行いましょう。
では、被リンクの重要性と被リンクのSEO効果の確認方法については以上になります。
気になる点などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。